会議室で見やすく使うためのガラス製ホワイトボードと照明設計のポイント
ガラス製ホワイトボードは見た目がスタイリッシュで人気ですが、照明の当て方次第で「見づらい…」「反射して読めない…」なんてことも。そこで今回は、誰でも簡単に取り入れられる「見やすく使うための照明設計のポイント」をご紹介します。
まず押さえたい3つの基本
- 明るさのムラをなくす
部屋全体の照度(明るさ)と均斉度(均一さ)を整えることで、ボードの文字がくっきり見えます。 - 反射をコントロールする
光の当たる角度(入射角)と跳ね返る角度(反射角)を意識して、映り込みを防ぎましょう。 - 文字の色と太さを工夫する
黒や濃い青などの濃い色+中太以上の線幅がベスト。細すぎると見づらくなります。
照明の当て方でここまで変わる!
- ダウンライトをボードの真上に設置するのはNG。
→ 30〜45度の斜め方向から照らすと反射が減ります。 - 点光源(スポットライト)よりも面光源(ライン照明や拡散カバー付きライト)がおすすめ。
→ 光が広がって、文字が見やすくなります。 - 調光機能があると便利!
→ ボードは明るく、視線方向はまぶしくないように調整できます。 - 演色性(色の見え方)も大事。
→ 文字色がくすまない照明を選びましょう。
反射・映り込みを防ぐには?
- ボードは「窓と直角になる壁」に設置すると、窓の映り込みが減ります。
- 5〜10度ほどボードを傾けると、反射が床や天井に逃げてくれます。
- ロールスクリーンやレースカーテンで自然光を拡散させるのも効果的。
- モニターの角度も調整して、ボードに映り込まないようにしましょう。
ボードの仕様と使い方のポイント
- マット加工や低反射タイプのボードを選ぶと、反射が目立ちにくくなります。
- 端の角は丸く加工されていると安全&見た目も◎。
- マーカーは黒や濃青などの濃い色で、中太以上の線幅が基本です。
座席とレイアウトの工夫
- 参加者の視線が照明の反射方向と重ならないように座席を配置。
- 発表者に影が出る場合は、斜め上からの照明で影をやわらげましょう。
- オンライン会議では、カメラと照明が反射方向に重ならないように注意!
プロジェクターを使うときは?
- プロジェクターの光がボードに直接当たらないようにする。
- 周囲の照明を少し落として、投影部分のコントラストを高める。
- 書き込みエリアと投影エリアを分けると、影が出にくくなります。
最後にチェックしたい3つのポイント
- 点光源 → 面光源に切り替える
- ボードは窓と直角に設置、必要なら少し傾ける
- 低反射仕様+見やすいマーカーで視認性アップ!
まずは今ある照明の種類と角度をチェックして、少しずつ調整してみましょう!