ガラス製ホワイトボードのゴーストを防ぐ運用ルールと清掃頻度
ガラス製ホワイトボードの“ゴースト”(うっすら残る書き跡)は、
・書きっぱなしの時間を短くすること
・用途に合ったマーカーを使うこと
・決めた清掃サイクルを回すこと。
この3つを守れば、ほぼ防げます。
基本は、
・会議が終わったらすぐ乾拭き
・一日の終わりに湿式でリセット
・週に一度、アルコールか中性洗剤でしっかりクリーニング
という運用イメージです。
■ なぜゴーストが出てしまうのか
ガラスは書きやすい反面、インクの残り方に少しクセがあります。
代表的な原因は次のとおりです。
・インクの樹脂が乾燥して固着する(長時間放置が一番の要因)
・皮脂や手汗が板面に残り、インクが付きやすくなる
・乾拭きだけを続けて、薄い膜が積み重なる
・点光源や高温環境でインクが硬化しやすくなる
■ 運用ルール(ふだんの使い方)
気をつけたいポイントは 「書きっぱなしを減らすこと」 と 「正しい道具選び」 です。
・書いた内容は 基本その日中に消す
数時間以上掲示したい場合は、ウェットイレースや掲示物に切り替えるのが安心。
・マーカーは 中太タイプが拭き取りやすくて安定
油性・恒久マーカーは使わない。
・手で板面を触らないように、ペントレーやフックの位置を整えておく
・会議終了時はまず全消し → そのまま 乾いたマイクロファイバーで軽く拭く
・線は重ね塗りよりも、太めの1ストロークでサッと書くほうが固着しにくい
■ 清掃頻度と手順(標準プロトコル)
● 日次(終業時)
・乾拭き
・布に水 or 中性洗剤を含ませて湿拭き
・仕上げにもう一度乾拭き
● 週次(リセット清掃)
・ガラス用クリーナー、または アルコールを布に含ませる
・約30秒なじませてから拭き取り
・仕上げに水拭き → 乾拭き
・枠まわりに液が溜まらないよう、スプレーは板面に直接かけず、布へ噴霧
● 月次(念入りクリーニング)
・盤面を区画に分けて 横 → 縦 の順に拭いてムラを消す
・ペントレーやアクセサリも取り外して洗浄
・トレー底のインク染みは別布で除去
■ 避けたい清掃方法と“最終手段”
・研磨入りクリーナーや粉末クレンザー、硬い不織布 → ガラスに細かい傷がつく
・アセトンやラッカー薄め液 → シールへのダメージ
・メラミンスポンジは 最終手段
十分に水で濡らし、弱い力で短時間だけ使用。終わったら必ず水拭き→乾拭き。
■ 環境づくりと備品管理
・照明は拡散光をメインにし、点光源による固着を防ぐ
・湿度は40〜60%を目安に、静電気・粉塵の付着を抑える
・布は 乾拭き用/湿拭き用/仕上げ用 と色分けし、洗濯サイクルを決めて交換
・マーカーは色数を絞り、補充・廃棄のルールを明確にする
■ トラブルと対処法
・うっすら残る線が消えにくい
→ アルコールを布に含ませて30秒置き、拭き取り → 水拭き → 乾拭き
・広く白く曇る
→ 中性洗剤で全体を拭いたあと水で拭き。布の使い回しによる洗剤膜が原因のことも
・ポイント汚れ(輪郭だけ残る)
→ 円を描くように軽く拭き、仕上げは直線で整える
■ まとめチェックリスト
・当日中に全消し、日次で湿式リセット、週次でアルコール清掃
・マーカーは中太タイプ。油性・恒久マーカーはNG
・拭き取りは 乾→湿→乾 の三段階
・研磨系・強溶剤は避ける
このルールをチームで共有して運用すれば、ガラス製ホワイトボードのゴーストは驚くほど減ります。