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クリエイションボードスタイル

ホワイトボードにプロジェクターを映すことは可能? 適切な製品選びとは

最近は、会議や研修で「ホワイトボードにプロジェクターを映して使いたい」というご相談をいただくことが増えてきました。結論から言うと、ホワイトボードにプロジェクターを映すことは可能です。ただし、一般的なホワイトボードではうまく表示できないケースもあるんです。
今回は、プロジェクターとの相性が良いホワイトボードの選び方や、組み合わせのコツを分かりやすくご紹介します。

なぜ普通のホワイトボードでは映像が見えにくいの?

通常のホワイトボードがプロジェクターに向いていないのには、いくつか理由があります。
・表面が光沢仕上げのため、光が反射して見えにくくなる
・映像の上に書き込んでも、反射で文字が読みづらい
・プロジェクターの光をうまく反射できず、映像がくすんでしまう

せっかく映したのに見づらくては、プレゼンや会議の意味も半減してしまいますよね。そこで大事なのが、プロジェクター対応のホワイトボードを選ぶことです。

1プロジェクター対応ホワイトボードの選び方
1-1. マット仕上げ(低反射)タイプを選ぶ
・表面がツヤツヤしていないマットタイプなら、反射を抑えて映像がしっかり見えます。
・光を均等に拡散してくれるので、視認性もバッチリです。

1-2. 専用タイプのホワイトボードを使う
・一部のメーカーからは、プロジェクター投影専用のホワイトボードも登場しています。
・特殊なコーティングがされていて、書き込みと映像の両立がしやすいのが特徴です。

1-3. グレー系のボードでコントラストアップ
・白いボードよりも、少しグレーがかったボードの方が映像のコントラストがはっきりして見やすくなります。
・光の拡散も抑えられて、プロジェクターとの相性が◎。

1-4. ガラス製ホワイトボードはどうなの?
デザイン性の高いガラス製ホワイトボードは、オフィスのインテリアにもぴったりですが、表面の反射が強いためプロジェクターにはやや不向きです。
もし取り入れるなら、マット加工が施されたタイプを選びましょう。

  1. プロジェクターを快適に使うためのポイント
    せっかく対応ホワイトボードを用意しても、環境が整っていないと見づらくなってしまうことも。以下のポイントもぜひチェックしてみてください。

2-1. 部屋の明るさを調整する
明るすぎる部屋では映像がかすんでしまうことも。照明を落としたり、カーテンで日差しを遮るのが効果的です。

2-2. プロジェクターの明るさ(ルーメン)を確認
オフィスでの使用なら、3,000~4,000ルーメン以上のプロジェクターを選択すると安心です。

2-3. 投影距離とボードサイズのバランスを見る
ホワイトボードのサイズとプロジェクターの距離を合わせて、無理なく画面が収まるように調整しましょう。

  1. おすすめの組み合わせ例
    3-1. 会議室向け
    ・低反射ホワイトボード × 高輝度プロジェクター(4,000ルーメン以上)
    ・照明が明るめでも映像がくっきり見えて、書き込みもスムーズ!

3-2. 教室・研修室向け
・大型マット仕上げボード × 短焦点プロジェクター
・後方の席からでも見やすい大画面で、効率よく情報共有できます。

3-3. 小規模オフィス・ミーティングスペース向け
・コンパクトなマットホワイトボード × 3,000ルーメン前後のプロジェクター
・手軽に設置できて、限られたスペースでも効果的に活用可能。

まとめ
ホワイトボードとプロジェクターを上手に組み合わせることで、会議やプレゼンの質をグッと高めることができます。
映像の見やすさを意識して、マット仕上げや専用タイプを選ぶ

・グレー系のホワイトボードで、よりコントラストのある映像を実現
・明るさや距離の調整にもひと工夫を
・ホワイトボードは「書く」だけじゃない、映す・伝える・共有するための空間づくりのカギです。

用途に合った選び方で、快適でスマートなオフィス環境を目指してみてはいかがでしょうか?