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クリエイションボードスタイル

賃貸でも穴あけなしでOK? ガラス製ホワイトボードを安全に固定する三つの方法!

Q. 賃貸で壁に穴をあけずにガラス製ホワイトボードを固定できますか?
A. 可能です。ただし、壁に直接貼り付けるのは基本NG。安全性と原状回復を両立するなら、①自立式スタンド、②突っ張りフレーム+受け金具、③強粘着シートでの面支持(小型・軽量限定)の順で検討しましょう。設置できるかどうかの判断基準は「本体重量」「支持面(壁)の強度」「転倒・落下リスク」の三点です。

賃貸×穴あけなしの前提
・原状回復義務があるため、壁や巾木への恒久的な取付けは避ける。
・ガラスは重量があるため、点で支えるより面で支える方が安全。
・小型なものでも10kg前後になることが多く、壁直貼りは推奨しません。

手段①:自立式スタンド/キャスター台(最優先)
・設置する壁の有無にかかわらず自立で完結。
・移動・レイアウト変更に強い。
・床に荷重を逃がすため、最も安全。
・選定ポイント:キャスターのロック機能、支柱の剛性。
・弱点:サイズによって設置スペースが必要。

手段②:突っ張りフレーム+受け金具
・床と天井で突っ張り、中間部に受け金具でボードを支持。
・天井・床を傷つけない保護パッドを使用すれば穴なしで原状回復しやすい。
・選定ポイント:許容荷重と支柱の剛性、たわみ量、滑り止めの有無。
・弱点:天井の強度・高さが条件。傾いた天井やボード天井では不可な場合も。

手段③:強粘着シートでの面支持(小型・軽量限定)
・ガラスボードの背面に面貼り。
・必ずメーカーの推奨荷重・施工条件(温度・圧着時間)を満たす。
・弱点:重量が増えると剪断・剥離リスクが急増。中〜大型は不可。糊残りや塗装が剥がれる可能性があるため、原状回復コストを見込んでおく。

どれを選ぶ?
・安全性最優先:自立式→中〜大型
・壁ピタ外観:突っ張りフレーム→中型
・省スペース、一時設置: 強粘着シート(面支持)→小型

設置のコツ
・重心は低く:自立式は下部に重量が来る設計を。キャスターのロック徹底は必須。
・面で支持:突っ張りフレームでも支持部分は幅広の受け金具で荷重を分散。
・映り込み対策:照明の角度・位置調整で反射を低減。
・安全配慮:端部の角R/面取り、人の動線側に出っ張りを作らない。

まとめ
賃貸での穴あけなし固定は、自立式>突っ張りフレーム>強粘着(小型限定)の順で安全性と原状回復の両立がしやすくなります。サイズ・重量・設置環境を基に、最適解を選びましょう。