マット仕上げとツヤあり、用途で選ぶガラス製ホワイトボード
ガラス製ホワイトボードのマット仕上げ と ツヤあり、高い買い物ないので悩みますよね。
今回は用途で選ぶガラス製ホワイトボードについて説明したいと思います。
「会議や授業で使いたい」「受付や店舗のサインとして見せたい」――
そんなときの基本の考え方は、
実用性重視の場合はマット仕上げ、デザイン重視の場合はツヤあり仕上げです。
ざっくり言うと、
映り込みを減らして読みやすくしたいならマット、
色の発色やクリアな見映えを最優先するならツヤあり を選ぶイメージです。
ここから、仕上げごとの特徴と、シーン別のおすすめを整理します。
1. マットとツヤありの違い(まず押さえたいポイント)
マット仕上げ
・微細なエッチングなどで表面の反射を拡散
・映り込みが弱く、照明や窓の反射がやわらぐ
ツヤあり仕上げ
・鏡面に近く、線がシャープ
・色の発色が良く、クリアで華やかな見た目
共通ポイント
・同じ照明環境でも、「見え方」や「写真に写ったときの印象」が大きく変わる
2. マット仕上げのメリット・デメリット
メリット
・映り込みが少ないので、離れた位置からでも文字が読みやすい
・蛍光灯や窓の反射が目立ちにくく、目の疲れを抑えやすい
・プロジェクター併用時でもコントラストを確保しやすい
デメリット
・細い線がわずかにソフトな印象になり、カラーの発色はややおとなしく感じることがある
・汚れ自体は目立ちにくいものの、均一に拭かないと拭きムラが残ることがある
3. ツヤあり仕上げのメリット・デメリット
メリット
・線がくっきりしていて、文字や図がシャープに見える
・カラーの発色が良く、写真映え・高級感の演出に向いている
・表面が平滑なため、マーカーの滑りが良く書き心地が軽い
デメリット
・点光源や窓が強く映り込みやすく、角度によっては読みづらくなる
・指紋や拭き残しが、光の当たり方によって目立ちやすい
4. 用途別のおすすめ
会議室/教室 → マット仕上げ
・拡散するタイプの照明+中太マーカーと相性が良く、多人数が見る場面での視認性を優先できます。
プロジェクター併用 → マット(低反射や半艶も候補)
・投影した資料の文字や図が見やすく、画面のコントラストを保ちやすいです。
受付・店舗サイン/ブランド演出 → ツヤあり
・ロゴやブランドカラーを鮮やかに見せたい場面に最適。高級感や「見せる」演出に向いています。
撮影用の背景ボード
・照明をしっかり管理できるなら → ツヤあり
・映り込み対策が難しい/環境が一定でない → マット
・撮影メインの場合は、試し撮りをしてから選ぶのがおすすめです。
5. 選ぶときのチェックポイント
照明環境
・ダウンライト中心で光が強く当たる → マット寄りが安心
・面光源や斜めからの柔らかい配灯が整っている → ツヤありも選択肢
見る距離
・離れて見る時間が長い → マット
・近距離での会話や打合せが中心 → ツヤありもOK
書く内容
・細い線・細かな図表が多い → ツヤあり
・板書量が多く、視線移動も大きい → マット
撮影・共有の有無
・スマホ撮影やスキャンして共有する前提 → マットの方が安定
・ツヤありの場合は、露出や角度の調整が必要になることが多いです。
お手入れ
どちらも、
・日々の乾拭き
・週1回程度の水拭き+専用クリーナーでゴースト(書き跡の残り)を予防できます。
6. まとめ
・読みやすさ・使いやすさ重視 → マット
・見映え・ブランド演出重視 → ツヤあり
最終的には、「どんな照明環境で」「どのくらいの距離から」「どんな用途で」使うかによって最適解が変わります。実際の現場の写真や照度条件を確認しながら、
・マット
・ツヤあり
・その中間の 半艶仕上げ
なども組み合わせて、試し書き+試し撮影を行ってから決めると、失敗しにくくなります。